2015/06/01「企業文化の重要性」

2015/06/01京セラKDDI設立。日本航空では会社更生法の適用 から2年で営業利益2000億円というV字回復をやってのけた新時 代経営リーダー稲盛和夫の経営哲学「人を生かす」に学ぶ/外食業界 に生きる人間として(竹谷稔宏)

「企業文化の重要性」

会社経営において、トップはまず何のために企業があるのか、ま たそのためにはどういう考え方が必要かを明確にし、従業員に示 し、共有していなかければなりません。共有できるかどうかは、 それらの経営理念や経営哲学に従業員が心から共鳴できるかどう かがカギとなります。

経営理念や経営哲学が大義名分に基づいたものであると同時に、 従業員の幸福を追求する、社会の発展に貢献するといった目的を 示せば、従業員は心から仕事に打ち込んでくれるようになるはず です。

また経営理念や経営哲学を従業員と共有するためには、トップの 言動が理念と矛盾しないことが何よりも大義です。立派な理念が ありながら、利益至上主義に陥り、不祥事を起こす企業が後を絶 たないのは、トップが矛盾した言動をとっているからにほかなり ません。

経営理念や経営哲学は、その企業の風土や文化をつくり出します。 その理念に基づいて働くことが、会社にとっても、従業員の人生 にとってもすばらしいことだという企業文化をつくることができ れば、会社は飛躍的に伸びていくことができるのです。

外食業界においてもこれまで素晴らしい創業者で成功した人は数 多く存在することは周知の通りでしょう。

如何なる企業においも企業の経営哲学や理念がなければ、組織とし て社員を統率することがではないことであり、また経営者あるいは その立場にあるトップの行動もその企業の経営理念や哲学に沿っ た行動が示されていなければ、従業員はその企業に魅力を感じない だろうし、また真剣に仕事に邁進することの精神も薄れてくること を忘れてはならない。

よく経営者が理想的な経営思想や哲学を業界に発信したとしても、 現実的にその企業の飲食店の現場でその精神が受継がれていなけ れば何の意味もなさないことであり、理想と現実に差異がある企業 も少なくないことである。

つまりその企業の従業員もその現実にやる気や意欲を失ってしま えば、いくら良い企業理念や哲学を持っていても、「絵に描いた餅 であったり」「理想と現実が矛盾している」など、あまりにもトッ プの言動と現実が離反しているものでは、理想的な企業に成長する ことは決してないことを自覚しなければならないでしょう。

また企業のトップ思想や経営理念を具現化することは、その直属の 部下や取り巻きスタッフが具体的に部下、組織に指示命令として具 体化できるという組織の仕組みづくりをしていなければ、なかなか実 現しないことも事実であることを理解しておくことである。

企業とは社会的に何のために存在するのか、またそこで働く従業員の 幸せや将来的な継続的幸福を保証するものでなければならないだろう し、その仕事の共有や自己実現をすることによって、企業としての存 在意義や社会的貢献が、ゆくゆくは企業文化の重要性に繋がることを 肝に銘じておくことである。


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