2013/06/01 逆風下の外食産業では小手先の戦略では生き残れない/活路を見出す視点(竹谷稔宏)

逆風下の外食産業では小手先の戦略では生き残れない/活路を見出す視点
近年の外食業界の衰退はとどまるところを知らない状況下に陥っていることだ。それでなくとも少子高齢化社会は市場そのものを低下させる大きな要因になっているだろうし、
高齢化社会を迎える日本においても売上や客数減少は現実であり、企業としての方向性を見出せない時代に突入しているといえるだろう。
食を取り巻くビジネスでいえば、コンビニエンスストアーも市場を食い合う激戦状態であることも食全体のマーケットの垣根を超えてマーケットを奪い合う時代に突入しているといっても過言ではない。
勿論高齢化時代はマイナス要素だけではなく、食のマーケットを高める要素としては、中食(惣菜、弁当類を持って帰り食べるビジネス)に大きな期待が高まっているほか、中食業態へ新規参入する企業も後を絶たない状況である。
その現象は大手スーパーやコンビニエンスの参入などオリジナルブランドによる大量調理販売など全国規模で販売する戦略から地道に店舗ごとに個食販売するデリバリーを強化するサービスなど各社の新商品販売や細かいサービス合戦が始まっていることだ。

特に外食業界においては、低価格化が進み料理の価格や客単価を高く確保できないなど低価格戦略の中でいかに生き残っていかなければならないかなど深刻な問題を抱えている。

近年の傾向としては、すべての外食の支払う金額が低価格化してきていることが、業態として存続しにくい環境に追い込んでいることも大きな理由の一つであろうし、
単に安いだけでは客を集客できない高付加価値低価格時代だけに、企業としてのビジネスのあり方が問われていることも確かであろう。

しかし現実的には、各企業の新商品開発や告知戦略など現状打開のための小手先の挑戦にしか見えないところに問題があるだろう。
いまや小手先だけの低価格化や安売りは、料理に魅力がなければすぐに飽きられてしまう時代でありもっと企業としての存続をかけた力強い戦略や目標が不可欠になってきていることだ。

顧客を集客するための戦略が新しいメニュー開発やサービス方式の提案であろうとも生活者にとってすぐに飽きてしまう魅力のないものではビジネスとしても長続きしないどころか
、期待や不信を招いてしまうことにもなりかねない。
いまや生活者の食へのこだわりや本物志向は定着してきているように、明らかに小手先の告知戦略で本物訴求したところで付加価値を生み出すことはできない。もっと新商品に対して味、素材、調理など「こだわり」を訴求する目標を打ち出すことであり、
もっと業態を個性あるものに転換していかなければならない時期に来ていることを忘れてはならない。

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