2012年04月01日 生活者の外食に対する意識傾向が意味するものとは何か

生活者の外食に対する意識傾向が意味するものとは何か

「業種・業態に共通するポイント」/業態開発を成功させるための戦略を持て

いまや外食業界は低価格競争から高付加価値競争へと転換の時代に突入したことだ。

現在の外食市場は28兆円とも22兆円ともいわれているものの、中食の市場規模8兆円を市場に含めるか否かで市場規模の表示が曖昧化してきている。

これからは生活者に支持されない飲食店は衰退を余議なくされるだろうし、時代の変化や生活者のライフスタイルに適合していかなければ生き残っていけないだろう。

その意味では、生活者が外食に対して何を求めているのかあるいはどのようなニーズや嗜好を持っているのかを知ることは新しい時代の業種・業態作りの大きなヒントになるはずだ。

あくまでも今後の時代に生き残るためには、生活者のニーズや嗜好に適合できる業態企画づくりができるか否かで飲食店の盛衰を左右するといっても過言ではないことだ。

つまり生活者の外食への具体的など嗜好を掘り下げていくことが経営継続できる業態開発に繋がることを忘れてはならない。

以下に箇条書きでポイントを挙げておこう。

価格の高低に関わらず料理は美味しいことが基本であること

・1高付加価値創造の意味とは何か

A料理やサービスに対する高付加価値をいうこと

ただ単に料理をテーブルに運ぶことはサービスではないと思っていること、

B生活者がこの店を利用して得をしたなと実感できること

客の心理として支払う対価に対して料理が美味しいあるいはサービスがいきいきしているなど清算時に満足できる気持ちになれること

C来店する客の気持ちになってサービスできること

客層の来店するゲストに合わせて個々のサービス対応ができること

D目配り、気配り、心配りが自然にできること

E支払う金額と同等の対価では満足しないこと

満足とは人それぞれに異なるものの10人中、90%が支持していなければ万足しているとはいえないこと

FQCSC+Vの総合力が無ければ経営存続できないこと

クオリティー品質・コスト価格・サービスホスピタリティー・清潔さ・付加価値トータル的な総合力こそ、顧客満足であり飲食店経営継続に繋がること

G 店独自の高付加価値をどのように表現できるか

同業他社と同じ同様な内容では勝ち残ることはできない、金太郎飴化する業態は衰退する時代、総合的に訴求できるオリジナル性、高付加価値、料理、価格、サービスにポイントを置くこと

もっと生活者の外食に求めるものを具体的化すると付加価値項目は増加していく、生活者とは常にわがままなものであること

・2生活者の外食に求めているものを把握する

A支払う対価に対して満足できるサービスを受けたいこと/サービスとはホスピタリティー、目配り、気配り、心配り

B 料理が安くてもまずい料理は食べたくないこと/低価格でも美味しくなければリピートはしないこと

C 安全な食材を使った料理を食べたいこと、産地表示を明確化してほしいこと

近年の中国餃子毒入り事件を皮切りに日本の老舗料亭の食材改竄疑惑、賞味期限再利用など特に女性客の視点が強くなってきていること

D 健康的でヘルシーな美味しい料理を提案してほしいこと

女性客の健康志向の高まりや益々志向が強くなるっていること

E 常に生活者の時代の変化に対応したフードビジネスの提案がほしいこと

低価格且つ美味しい料理を提供する飲食店、ファミリーで気軽に利用できるリーズナブルな業態、飲食店

F 季節の変わり目には季節感を感じる美味しい料理の提案をしてほしいこと

お勧め料理には常に季節感を感じる食材を使用するなど工夫をしてほしいこと

G 定形型サービスからもっと心のこもったサービスをしてほしいこと

ただ単に料理をテーブルまで運ぶだけのサービスはサービスではない、もっとホスピタリティーがあるサービスの質の向上

H 生活者の種々のライフスタイルに合わせた選べる店がほしいこと

今後高齢化社会は益々進捗していくことを配慮すれば客層、年齢層に合わせた店あるいは客層、個別ニーズに適合する店

I 常に店オリジナルの美味しさの追求をしてほしいこと

専門店の飲食店であれば、美味しさを店のこだわりとして追求してほしい、店のオリジナルティーを明確にすること

J 日常の場とハレの場の棲み分けをはっきりとした店がほしいこと

低価格高付加価値の日常的の店と特別な日のためのプチ贅沢範囲での店の棲み分けがほしいこと

つまり生活者の食に対するニーズや意識傾向は、低価格であることは当然であり且つ付加価値が高くなければリピートしないという外食に対しては厳しい時代を迎えていることは確かであろう。いかに独自の味やアイデアを駆使し生活者のニーズにこたえていけるかが成功のポイントであることを改めて理解しなければならない。