2016年05月01日 「人格を高める二つの方法」

2016/05/01京セラ・KDDI設立。日本航空では会社更生法の適用から2年で営業利益2,000億円というV字回復をやってのけた新時代経営リーダー稲盛和夫の経営哲学に「人格を高める二つの方法」学ぶ/外食業界に生きる人間としてどのように生きるか(竹谷稔宏)

「人格を高める二つの方法」

人格を高め、人柄をよくしていくには、二つの方法があります。一つは、先人の教えを学ぶことです。私の場合には、安岡正篤さんが解釈されている中国の古典などから「人間としてどうあるべきか」ということを、またヨガの哲人である中村天風さん、あるいは二宮尊徳が持っていた哲学などを学び、自分のものにしようと思いました。その前は、私の両親から教わった「人間として何が正しいのか」というプリミティブなものから始まって、だんだんと高度なものを勉強し、それを自分の価値観に、自分の哲学にしてきたわけですが、そういう「先人に学ぶ」ことも人間をつくっていきます。

もう一つは、やはり善きことをなす、つまり「利他の行為」です。「積善の家に余慶あり」「情けは人のためならず」というように、他人様のために尽くす、善きことを行うことは、自分の人格を高めることにもなっていくのです。何といっても社長は、最終的な決断をしなければならない。そのときに、立派な哲学を持っているか、つまり心の座標軸を持っているかということが決め手になるのです。外食業界に関わる上層部の立場にある人も同様に、常に人格を磨いていくことが大切になります。勿論、そう簡単に自己研鑽を経て人格を高めてくことはそう簡単なことではないでしょう。

人間は所詮弱い生き物であり、自分自身が可愛いという思いは常に付きままとう問題の一つである。しかし上層部の立場で逢うことは、常にトップの立場であることを理解し、常日頃から日々の自己研鑽を怠ってはならないことである。

時には、部下に対して叱咤激励を飛ばすこともあるだろうが、そこに愛情があるか否かでその内容は大きくことなってくることを理解してなければならない。企業の上層部になければ、なるほど自分に対して物を言う人は少なくなり、いつのまにか傲慢になりがちであることは否めない事実であろう。

やはり自己研鑽の方法は、自分自身で決めていくことが大切であり、先人の知恵に学ぶこともとても良いことであろうし、また利他の行為に徹するという思想で日々を過ごすことで、発見することも多いはずである。

大切なことは、人間として、常に高い人格形成を目指し、人生を歩んでいくという思想を忘れてないことであり、自己研鑽を忘れなければ、あなたにとって優れた人格になれるはずだ。