2016年08月01日 「事業の目的・意義を 明確にし、部下に指し示すこと」

2016/08/京セラ・KDDI設立。日本航空では会社更生法の適用から2年で営業利益2,000億円というV字回復をやってのけた新時代経営リーダー稲盛和夫の経営哲学「人を生かす」に学ぶ/外食業界に生きる人間として「1リーダーの役割10カ条/事業の目的・意義を明確にし、部下に指し示すこと」竹谷稔宏

リーダーはまず、経営トップとして、何のためにこの事業をするのかという、事業の目的、意義を明確にする必要があります。また、これからの目的、意義を部下にも指示し、賛同を得て、皆の力が結集するように努めなければなりません。

リーダーのなかには、事業の目的、意義は「儲けるため」と言う方がおられるかもしれません。たしかに、企業が発展していくためには利益が必要ですが、社会的な意義が伴う目的なほうが、人は力を発揮するものです。ですから、事業の目的や意義は、リーダー自身にとっても、部下にとっても、「その崇高な目的のために働く」という大義名分を感じられる、次元の高いものであるべきだと私は思います。京セラの経営理念は、「全従業員の物心面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」です。私はこのような次元の高い、誰もができる目的を揚げ、「この理念をともに実現していこう」と、全従業員と一体となって努力してきました。この目的に従業員の皆が賛同し、一生懸命いてくれたからこそ、今日の京セラがあるのです。リーダーとして集団を率いていくには、事業目的、意義を明確にし、それに賛同してもらうことが重要なのです。

食に関わる企業や組織においても同様に、企業で働くことは、自分自身のためでもあり、その意義としては社会貢献や大義名分に繋げていくことが企業の目的出あるべきであることだろう。

勿論、企業創業期には、そんな夢の話や高い目標は、後あとのことであり、企業を存続することに傾注すること常であり、まずは企業を軌道に乗せて発展させていかなければならないことは明確化していることである。

しかし企業のトップや経営陣がその先の夢や目的をおぼろげながら明確化していなければ、部下はどこに向かってメンタル的なスキルを上げていけばいいのかわからなくなってしまう。いわゆる部下に対する業務、仕事など具体的に指示することでその成果を評価するということが大切であり、特に外食の業界は、仕事自身労働集約制という過酷な仕事であることは変わらない。

そこで働くスタッフのスキルや業務レベルを上げることは、上層部の指示が明確化しているかで大きく成果が変わってくることを忘れてはならない。つまり仕事の目標は、自分自身の精神的なレベルアップの目標に繋げてあげるように指導することが理想的である。