2017年07月01日 「トップのもとでこそ人は育つ「ワンマンはダメ」という言葉に耳を傾ける必要なし」

2017/07/1京セラ・KDDI設立。日本航空では会社更生法の適用から2年で営業利益2,000億円というV字回復をやってのけた新時代経営リーダー稲盛和夫の経営哲学「人を生かす」に学ぶ/外食業界に生きる人間として常に創造的でなければならない。竹谷稔宏

「トップのもとでこそ人は育つ「ワンマンはダメ」という言葉に耳を傾ける必要なし」

何でもかんでもワンマン社長だから、人が育たないのです。とよくいわれます。コンサルタントは、みんな人を育てるには、もっと人に仕事を任せるべきですというのです。

それを聞くと、なるほどと思って非常に悩まれる。しかし、私は、それはナンセンスだと断言します。それは自分で経営したことがない人が言う言葉です。経営者はそんな悠長なことは言っていられないのです。

社長が怠け者で働きたくない、なるべく部下に任せて自分は遊んでいたいというなら話は別ですが、そういうタイプの社長がいいのかというとそうではないはずです。やはり中小企業、中堅企業の場合には、社長自身が先頭を切って仕事をすることが必要です。

社内から貴方が何でもかんでもやるから、人が育たないという声が出てくることもあります。しかしそんな頼りない社員なら育たなくてもいいのです。バリバリやる社長の尻からついてきて、見ようと真似で社長と同じぐらいに仕事ができるような人間が育ってくれなければ意味がありません。能力ある社長がやらずに部下に任せて、便りない部下が何とかそれをやっているというのでは、育てたうちには入りません。

今、業界で地元ナンバーツーである会社をナンバーワンにしたいのですから、営業の一線でも一騎当千の猛者を育てなくてはなりません。そのためには社長がバリバリ仕事をしてわれに続けと号令をかける。そうして社長に負けないくらいの営業力ある人間が育ってこなくてはならないのです。

外食業界においても同様なことは多々あることであり、特に一匹狼的の創業社長は多い業界であるし、ましてやそういう企業の社長はほとんどの社長がワンマンだといっても過言ではないでしょう。一般的には、ワンマン社長は傲慢で且つ自分勝手だという人が多くいることは確かなことであるものの、それは悪いことだと決めつけることは、むしろ全て正しい判断ではないだろう。

勿論、ワンマンではない社長も多くいるだろうし、部下の育て方が上手なトップも多く世の中には存在していることは間違いのないことである。社長としてワンマンがいいのかそうでないことが良いのかは、会社として経営がうまく継続できているものであれば、どちらかと言えばいずれでもよいことである。

よく企業として大切なことは、社長がワンマンであるか否かではなく、社長が会社の先頭に立って牽引していくことは、実に素晴らしいことであり、部下はその社長の後姿を見て仕事に対する姿勢を真似ることで自己研鑽に繋がることが重要であり、社長はただ単に叱咤激励をする口だけの人格であるよりもワンマンで率先して部下に仕事のやり方を見せる姿勢のワンマン社長が外食企業でも成功している企業は多く存在していることを認識しておくことである。

つまり企業の社長がワンマンでも決して問題ではなく、その人格と姿勢が問われることだということを理解しておくことが重要であることを認識しておくことである。