2017年09月01日 「経営者は一流の心理者たれ」

2017/10/01「幹部を育てる/任せるのではなく責任を持たせる」竹谷稔宏

京セラ・KDDI設立。日本航空では会社更生法の適用から2年で営業利益2,000億円というV字回復をやってのけた新時代経営リーダー稲盛和夫の経営哲学「人を生かす」に学ぶ/外食業界に生きる人間として「幹部を育てる/任せるのではなく責任を持たせる」

何事も思い切って仕事を任せるということが必要ではないでしょうか。またに幹部をしかりつけて口を出してしまうことがある。その態度を改めなければならないと思うものですが、決してそうではありません。

「任せる」と言って「任せっぱなし」にするのでは下の下です。

「任せた」といって何もしないのではなく、幹部にその部門の経営責任を担ってもらい、貴方がその結果を厳しく追及することが必要なのです。

但し、部門の経営責任を担ってもらう前提として、トップと同じ価値観、判断基準を共有していなければなりません。あなたが幹部になってもらうならば、あなた自身はその上の責任ですから、「こうしなさい、ああしなさい」と指導するには当たり前のことです。コンサルタントの人たちは、「任せた以上は信頼しなければいけません」というのですが、それは実際に仕事をしたことがない人がいうことです。

実際に自分が仕事をしていたら、ハラハラして黙ってみているわけにいきません。下手な経営者をしていなければ、「あまえ、何やっとる、バカ者が!」と叱るのは当たり前です。

実際に自分が仕事をしていたら、ハラハラして黙って見ているわけにいきません。下手な経営をしていれば、「おまえ、何やっとる、バカ者が!」と叱るのは当たり前です。それでやれないような幹部では、責任を持たせた意味がありません。

あなたがすべきことは、責任を持ってもらうためには、どうあるべきかを考えることです。あなたが考えておられるように、年功序列に頼らず、信賞必罰でやっていくことも必要です。責任を持ってくれる人ならば、若い者でも登用刷ればいいのです。

今はスマートな経営スタイルを実践しようとするあまり、現場で厳しい追及がこともないため、社長、副社長の言うとおりやればいいと、会社全体スケジュールが指示待ちの状態になっているのです。それが、売上が横はい、利益率が低下しているという現状にそのままあらわれていると私は思います。部門の責任者とは、その部門の将来や社員の生活に対して責任を持つということです。そのためには、採算を向上させ、利益を上げ続けなければなりません。部門の責任を担う幹部がそういった意識を持つまでにフィロソフィを語り、同時に、現場での厳しい追及を行う。そうしてこそ、責任を担ってくれる幹部が育ってくると思います。ぜひ、現場の人にも採算が見える正しいアメーバ経営を実践していただきたいと思います。

食業界においても幹部を育てるということは、組織を形成する企業であれば、少なからずとも常について回る教育のステップでしょう。何故ならば、企業のトップは、常に自己研鑽を積み重ね、知識やスキルなど上昇していくものであるものの、部下の意識レベルが低ければ、上層部は部下に対して情けないという叱咤激励を飛ばす行為は、どこの会社においても同様の悩みである。

また活性化する組織を形成するためには、やはり上層部やトップが幹部を育てるという実践教育がなければなかなか部下は育たないことが常であることである。

つまり幹部を育てるという行為は、決してトップの個々の感情に左右されるものではなく、物事の通りや度ことへの姿勢、成果をどのように出すなど、あるいは末端の部下を育成するための教育方法に至るまで、教育しなければならない時期はあるでしょう。

所謂企業の組織とは、大小に関わらず、少なからずとも小さい問題、大きな問題など、解決方法、成果を上げる方法など全ての業務を推進していくための具体的手法をトップ、上層部は計画しておかなければならないことを忘れてはならない。

ただ単に業務を部下に任せるというのと(部下の仕事のやり方や方法には関知しない)、その内容の意味を熟知させて業務の責任をもって任せるのとは大きくことなることを認識しておかなければならないでしょう。

決して業務を任せたからといって全てすぐに成果が出ると思ってはならないことであり、実践経験(育成中に失敗しても叱咤してはならない)を積み重ねて幹部を育てるという姿勢がなければ、優秀な幹部を育てることはできないことを理解しておくことである。

幹部を育てるということは、ただ単に業務を全て任せるのではなく「責任を持たせるという意味」を理解させることである。