2017年11月01日 社員のモチベーションが高める「経営者が手本を見せること」

2017/11/01社員のモチベーションが高める「経営者が手本を見せること」竹谷稔宏

京セラ・KDDI設立。日本航空では会社更生法の適用から2年で営業利益2,000億円というV字回復をやってのけた新時代経営リーダー稲盛和夫の経営哲学「人を生かす」に学ぶ/外食業界に生きる人間として経営者が手本を見せること(社員は常にトップを見ている)

企業の経営者と言うものは、大小の大きさの違いはあるものの、その地位を担う役割や精神力の維持には日々並大抵の努力を図っていることは周知の通りであろう。

強い牽引力と精神を持つこと

当然のことに企業の牽引者であるトップが全ての責任と経営手腕を持っていることを考えれば、事業を起こした限りにはトップ自ら率先して物事に当たらなければならないことは当然のことであろう。

トップの一日は朝から晩まで企業のことを考えることであり365日、自分の会社のことで頭からその内容が離れないということが、経営者になったことのある人であれば理解できるはずだ。つまりこれから企業を起こす、企業のトップになる人は、それだけの覚悟と自分自身を戒め、常に奮い立たせるものがなければ、常に社員の先頭に立って毎日仕事を社員よりも多くかつ長く時間を自らのビジネスに注がなければならない。

世間一般的に社長と呼ばれる人は、大小に関わらずお金に余裕のある人がなるものだと勘違いをしている人達がいるが、それはあくまでも外部から見たイメージであり、実質的な社長という職務は、単なる気力だけではこなすことのできない職務であるのだ。つまり企業のトップに立つ立場の人は、いわば社員にとっては、トップがどのように動くか、あるいはどのような仕事への情熱や自信があるのかなど、経営者としての全ての行動を見ていると理解しておくことであろう。

経営者は社員の目標となること

社員とのコミュニケーションに投資する資金は、社員のモラルやモチべーションを与える上では大きな意味があるが、ただ単に少し利益が出るようになったからといって、会社の資金でビジネスとは関係の無いところに無駄遣いをすることは具の骨頂であろう。

企業を起こすからには、自分の第一の目標が達成するまでは、全て自分の会社にあなたの時間を捧げるぐらいの覚悟が必要であるし、徹夜して会社や店に泊まることもあるだろう。つまり社員と一緒になって日々努力していくことが、社員の大きな手本となるはずだ。経営者はトップであり、社員は雇用者であるというように大企業でないのに、自分との社員の間に一線を引いてしまえば、社員は義務的に仕事をするようになってしまう。トップが仕事に対して情熱がないのに、何故に社員に情熱を持って仕事をしろといえるはずがない。むしろそれでは業績を上げることはできない。

少人数の企業であればあるほど、社員と一緒になって汗を流す努力をすることこそ、ひとつのチームワークがビジネスとしての大きな成果に繋がるはずである。この精神はたとえ企業が大きくなったとしてもトップは、社員の見本として存在しなければならないことを忘れてはならない。