2018年10月30日 経営者編「自社の思想を作りだす」(成功企業に真似では真の成長を望めない)

よく世間には、成功企業の経営方法や思想を真似て自社の思想に少しでも取り入れようとする企業も多いが、所詮は単なる真似に終わってしまえば、何の企業のプラスにならないだろう。

成功は真似から始まる

そもそも企業の思想とは、トップに立つものの考え方や生き方がどのように社会と関わっていくのかの集大成であり、企業といわれる大手になれば、業種業態に関係なく、社会への存在意義は問われることになるだろう。この会社はどんな思想で企業経営をしているのかなど一般の人はさして疑問には思わないが、株式上場している企業に対しては世間の目は厳しいものになる。

これからの時代は企業倒産やM&A、仁義なき企業買収といった企業間の話題が増え始めていることは事実であり、その企業の規模や大きさが云々ということではない。たとえ小さい会社でも企業である以上、社会においてどのように存在しているかに赴きをおいて事業を推進していくことが重要なことであろう。


成功した企業の思想や経営手法を真似ることは少しも悪いことではない。大切なことは、その意味をどれだけ自分の会社に置き換えて実践的かつ効果を挙げるものにできるかが問題であろう。
まずトップ自身あるいはその立場にいる人がどのように企業を動かしていくかがしっかりしていなければ、何の成果も得ることはできないことを理解しておくことである。

自社の思想を生み出すこと

自分の会社の思想や社是を決めることは、トップ自らが種々な勉強をし、どのように社会に関わっていくことを十分に考えてこそ、企業としての進むべき道や役割が見出せるものである。ともかく成功企業の真似たけに終始してはならない。よい部分をどのように企業に焼きなおして導入するということを考えるべきであろう。真の成長を望むならば、全てにおいて業界の全体を分析する視野と細部のマーケットを見る目を養うことである。

その中から何をもってビジネスとして事業化するかは企業を牽引する立場の人が十分に内容を考えて企業の思想を作ることだ。むしろ誰もまだやっていない方法や仕事を見つけ出すことが、自分の企業のためや社会のためになるはずである。
成功企業から得る事柄は非常に多いと思うが、いかに自分の会社にその思想を焼き直し溶け込ませるかが、企業の盛衰を左右するといっても過言ではない。
特に外食企業においては、どこの店が繁盛しているといえば、すぐに似たような店が登場し市場を食い合うといったことが日常茶飯事に起こっている。もっと独自のオリジナリティーをもった飲食店を開発する力や思想を持つことであり、新しい独自の視点の「自社の思想を生み出すこと」こそ、おのずと企業の社是はその思想から生み出されてくることを忘れてはならない。